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2022.05.21

コラム【子どもへの効果的な声かけとは?】

先日、ある研修に参加しました。コロナ禍ならではのZOOMでのオンライン研修です。依然としていろいろな制約が続くご時世ですが、遠方での研修もオンラインで気軽に受けられるようになったのは思わぬ恩恵ですね。

 

この日の講座は自閉スペクトラム症のお子さまの支援についてで、子どもへの効果的な声かけの仕方についてわかりやすくお話しいただきました。

 

子育て中は日々予想外のことが起き、とかく親側の怒りが引き出されやすいもの。子どもに注意する際には、つい「何やってるの!」「ちゃんとしなさい!」等の声かけをしがちです。けれど子どもによっては、「ちゃんとしなさい」の『ちゃんと』が指す意味を具体的にイメージできず、何をどうすればよいのかわからないまま、不適切な行動が改まらないことが起きやすいようです。

 

 お行儀よく座って欲しかったら、「ちゃんと座りなさい」ではなく、「お尻を椅子につけて、足の裏は床につけなさい」。

廊下を走って欲しくなかったら、「ママの前に行かず、ママの横で歩きなさい」。

お散歩中に長い棒を振り回して欲しくなかったら、「手には何も持ちません」。

 

このように、望ましい行動を具体的に伝えると、子どもは今すべき行動が何かをイメージしやすく、適切な行動につながりやすいようです。

 

具体例をあげて伝え、どう行動すべきかのイメージを持ちやすくする。お子さまへの効果的な声かけのテクニックのひとつです。お試しください。

 

 

 

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