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2022.01.29
コラム 【ワーキングメモリーについて】
当クリニックでは患者様のことをよく知るために検査を受けていただくことがしばしばあります。
苦手な面と得意な面を見極めるための検査もその一つであり、個人によって苦手な面は異なりますが、「ワーキングメモリーが低い」という特徴が出る方がしばしばおられます。
今回はワーキングメモリーについてお話させていただきます。
ワーキングメモリーとは、「頭の中の引き出し」「脳の中のメモ帳」などと表現されることがあり、人が思考したり行動する際に様々なはたらきをします。頭の中に記憶したり、それを思い出して考えたり、頭の中をまとめてくれたり…などです。
小さな子供から大人の方まで、この力の苦手さがある方はたくさんいらっしゃいます。
子どもだと「家族や先生が言ったことが理解できない」「何回も同じことを言わないといけない」という特徴が表れやすくなります。大人の方だと、「順序だてて仕事をこなすことができない」「人との会話についていきにくく、話が脱線しやすい」などの問題が起こることがあります。
これらの苦手さも、気づいて対処していくことでかなり生活しやすくなります。次回からは、お子様と大人の方に分けて、生活上の工夫についてお話させていただきます。
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