TOPICS

2021.02.05

コラム「妊娠期・授乳期のうつ病、あるいは、双極性障害の薬物療法について」

当院にも妊娠を視野にうつ病や双極性障害(躁うつ病)の治療のご相談にいらっしゃる女性は少なくありません。

このたび、2月4日のTrintellix evening WEB Seminarにて

森川真子先生(名古屋大学医学部附属病院精神科・親と子どもの心療科特任助教)のご講演「周産期のうつ病治療について -妊娠期・授乳期の薬物療法も含めて- 」

の座長を務める機会をいただきました。

ご講演で森川先生は最新の医学的エビデンスに基づく治療法を丁寧にご教示くださいました。

ここで皆様と共有させていただきたいのは、

○妊娠期や授乳期には薬物療法に強い抵抗を覚える方も多いのですが、明らかな催奇形性や胎児毒性を来すエビデンスのある薬剤は実は少ないこと、

○妊娠・産後のうつ病治療ではお母さん方の精神の安定が重要な治療目標であるということです。

このために、患者さまご自身とご家族、治療者間で妊娠前・妊娠中・産後のうつ病やその治療に関する情報を共有し、

治療方針や生活・育児などの支援計画を話し合っておくことは意義深いと考えられました。

 

#うつ病 #妊娠 #産後 #薬物治療

 

 

トピックス一覧へ戻る